インターネットの通信教育の教材にフォルスクラブがあります。フォルスクラブの特徴は、幼児教育に関するものだけでなく大人の資格試験用の教育教材販売されています。もともと、フォルスクラブ自体は格差社会をなくしていこうといった理念があるためそのためには教材を安く提供しようとしているのが特徴になります。フォルスクラブはインターネットを通じて英会話や幼児教育の音に関するものを提供しており、それ以外では各試験に関しても格安で授業をしているのが特徴です。
インターネット上を見てみると、フォルスクラブに関する様々なうわさがありますがフォルスクラブはマルチ商品を扱っているのではないかとのうわさもあります。フォルスクラブ自体はマルチ商品を扱っているのか疑問に感じるところですが、実際はマルチ商品は扱っていないといえるでしょう。そもそも、マルチ商品とは何かといえばマルチ商法の商品のことをいいます。マルチ商品が出てくる場面の一つとしては、化粧品やサプリメントなどの消耗品が挙げられます。まず、グループのリーダーがダウンをたくさん作っていきマルチ商品を毎月定期的に購入してもらう仕組みです。その売り上げの一部がリーダーに入っていくわけですがさらにそのダウンもまたマルチ商品を自分より下の人に購入してもらうようにします。そうすると上の方の人間は自然にもうかることになり、今まで下だった人もさらにその下をつければ自分にもお金が入ってくることになるわけです。
このように、それぞれ利益があるためこのやり方に人気が集まった時期がありました。それが、1980年代の日本になります。1980年代の日本では、外資系のマルチ商品の会社が多く誕生した時期です。しかもそれが日本に上陸して初期の参加者は成功者といわれる人たちになってきました。最初は十数社程度しかありませんでしたが最近は3000社ほどあるとされています。それだけおいしい商売になるのがマルチ商法と呼ばれるものです。
では、フォルスクラブの商品はどのようになっているかといえば、単なる通信教育ですので自分の下にダウンをつくってその人に商品を購入してもらうわけではありません。つまりこの段階でマルチ商法とは全く無縁のことが理解できるはずです。しかも、ダウンが購入した商品の利用料が紹介した人に入るといった決まりも全くありません。この段階でマルチ商法はすでに崩壊しているといえます。それにもかかわらず、インターネット上ではなぜかフォルスクラブがマルチ商法を行っているとの書き込みがありますが実体がないことがよく理解できるはずです。
基本的にインターネットの情報はすべて正しいわけではなくかなりバイアスがかかっていってそのバイアスに基づいて判断する人が多いわけです。しかも、間違った情報をそのまま鵜呑みにしてしまいそれを誰かが発信する形になります。この辺が、勘違いの理由の一つと言えるかもしれません。