フォルスクラブにTSST対策用アプリが出来たとしたら

TSSTを一言で紹介するなら「電話を使ったスピーキング試験」です。
大抵の英語技能試験は、試験会場に行ってペーパーテストや面接をする、
もしくはパソコンを使ったオンライン受験ですが、
TSSTは自宅に居ながら電話で受験することができる試験になります。
携帯電話からでも公衆電話からでもTSSTは受験可能ですが、
IP電話は上手く認証できない可能性があり、PHSとスカイプは対象外です。
ただしフリーダイアルではありませんので、
なるべく安く済む、固定電話をご利用ください。

では、フォルスクラブでTSST対策用アプリが出来たとしたら、
どういったものになるでしょうか?
少なくともTSST対策アプリは、
従来のフォルスクラブのコンテンツとは一線を画するものとなるのは間違いありません。
フォルスクラブの小学生英語アプリ、恋の英会話、
高校生向けeラーニングはリーディングを学ぶのに有用で、
フォルスクラブのLEARNING EYESはヒアリングを学ぶのに適しています。
しかしどのフォルスクラブのコンテンツも、スピーキングを鍛える機能が付いていません。
TSST対策で必要なスピーキングを鍛えるには、
その発声した英語スキルが正しいかどうかを判別する必要があり、
Siriを超える非常に高度な人工知能が必須と言えます。
もしくは英会話チャットのように
直接人間とコミュニケーションを取るといった手段がありますが、
そうしたものを用意するのは、流石のフォルスクラブにも難しいでしょう。

となると、フォルスクラブでTSST対策をするならどういったものにすべきでしょうか?
通信教育で「英語の受け答え」を学ぶには、どういったことをすればいいのでしょうか?
しかしいま日本にある英会話の通信教育はどれも人を介したもので、
フォルスクラブのようにすべてコンピューターだけで対応できるシステムを、
英会話の練習にも求めるのはやはり難しいのかもしれません。
こうなったら、録音機能を使って、
自分で発声した英語を自分で聞き直すといったことをすべきかもしれませんね。
そういえば、音声入力機能は普通にありますので、
それを使えば、自分が正しく英語を発声しているかも分かりそうです。
TSSTは、文法や語彙だけでなく、発音や流暢さも審査しますので、
コンピューターの音声入力機能相手に、発声練習をするのも良いかもしれませんよ。
カラオケの点数評価みたいに、フォルスクラブにもそうした機能が追加されたら、
面白そうですね。

フォルスクラブにCASEC対策用アプリが出来たとしたら

英語技能を測るためのテストはいくつかありますが、
即効性においてはCASEC(キャセック)が最優かもしれません。
「24時間いつでもオンライン受験可」「結果が即分かる」というもので、
受験料もたった3,600円(税込)になります。
その代わりCASECは、TOEFL iBTやIELTS、PTEと違って
VISA申請のテストスコアとして使えませんので、ご注意ください。
CASECはあくまで、自分の英語力が直ぐに分かるためのテストになります。

では、フォルスクラブにCASEC対策用アプリが出来たとしたら、
どういったものになるでしょうか?
まず、CASECのテスト出題形式ですが、4択穴埋め問題、4択リスニング、
ディクテーション(※流れた英語を一語一句書き取るだけの単純作業)の3種類です。
ディクテーションですが、まずはノートに書きこんでも大丈夫だと思いますが、
出来ればパソコンにそのまま入力したいところですね。
フォルスクラブでブラインドタッチの練習が出来るとありがたいのですが、
そうした機能は追加されないのでしょうか?
また、CASECはIELTSやPTEと違ってスピーキング技術は求められません。
それゆえ、フォルスクラブにCASEC対策用アプリを搭載させる場合も、
既存のシステムだけで何とかなりそうです。
IELTSやPTEでしたらマイク機能やチャット機能が欲しいところですが、
フォルスクラブでCASEC対策をする場合は、
リーディングとリスニングだけ学べば大丈夫そうです。

となると、フォルスクラブのCASEC対策用アプリは
【資格対策シリーズアプリ】のTOEIC対策とほとんど同じ感じになるかもしれません。
出題する英単語や英文法をCASEC版に変更するだけで、
学習方法としては一緒になるかもしれませんよ。

あと、eラーニングに慣れておくという意味でもフォルスクラブは有用です。
CASECはパソコンで受験するため、パソコン操作に慣れていないと、
制限時間をオーバーしてしまいます。
またフォルスクラブをプレイする時もそうですが、
通信回線とパソコンのスペックもそこそこ良いものを用意して受験したいところです。
ページをめくるたびに、ロードに3秒も掛かるようでは、
試験中イラついてしまうかもしれません。
CASECの利点は即効性であり、普通に受験すれば40~50分ほどで終わります。

システム的には難しくないので、
そのうちフォルスクラブにCASEC対策用アプリが搭載されるかもしれませんよ。

フォルスクラブにPTE対策用アプリが出来たとしたら

移民するには、その国の言語を喋られるようにならないといけません。
フォルスクラブで読み書きが出来るようになっても、
英会話が出来ないと入国することが出来ないのです。
そしてその審査は入国時に審査官相手に口頭でするのではなく、
専用の資格試験で一定の点数を獲得している必要があるのです。
そしてそのひとつがPTEアカデミック。
オーストラリアに移住するにはこのPTEアカデミックやTOEFL iBT、
IELTSなどのテストスコアが必須で、
フォルスクラブで学べるTOEICや英検でどんなに良い点を取ろうとも、
評価の対象外になります。

では、フォルスクラブにPTE対策用アプリが出来たとしたら、
どういった内容になるでしょうか?
内容としてはIELTSとほぼ同じかもしれませんが、IELTSとの違いは実施団体です。
日本で受けるIELTSは日本英語検定協会が実施し
(大本は、ケンブリッジ大学英語検定機構と
ブリティッシュ・カウンシルとIDP Educationが共同で運営)、
日本で受けるPTEはピアソン・ジャパンが実施しています
(大本は、ロンドンに本部を置くピアソンPLC)。

また、受験料が異なり、IELTSは日本円で25,380円支払うのに対し、
PTEはアメリカドルで220$(+税)です。
日本円では登録出来ませんので、ご注意ください。
クレジットカードもしくはデビットカードが使えます。
フォルスクラブが6480円なので、結構高いですね。
その代わり、PTEは試験結果が2~5日程度で分かり、
7日以内に政府にテストスコアを申請することが出来ます。
急いでいる方には特に良いでしょう。
ちなみにフォルスクラブも1週間くらいで登録が出来ます。

もう少しPTEについて見てみますが、これはスピーキング、リスニング、
リーディング、ライティングの4項目のほか、文法や語彙力、
発声の流暢さなども測定することが可能です。
フォルスクラブにPTE対策を搭載させるなら、この部分も鍛えたいところと言えます。
なお、測定はしますが、テストスコアにアクセントなどが反映されることはありません。
イントネーションの違いは方言みたいなもので、
学術英語においてはそこまで重要視していません。

それゆえ、測定はされますが、それでVISA申請を落とされることはないのです。
でも、訛りはちょっと恥ずかしいので、
そうしたことは出来たらフォルスクラブで矯正したいですね。
フォルスクラブに、音声入力によるアクセントチェック機能があると嬉しいのですが、
追加できないでしょうか?

フォルスクラブにIELTS対策用アプリが出来たとしたら

IELTS(アイエルツ)も英検やBULATSと同じ機関が実施しています。
そして、IELTSは学術英語・・・つまりは留学(海外研修)するのに必要な
英語能力を見るための検定になります。
余談ですが、TOEICはビジネス英語、TOEFLが学術英語と言われていますので、
BULATSやIELTSも、そうしたものと言えそうです。

では、フォルスクラブでIELTS対策用のアプリが登場したら、
どういったものになるでしょうか?
こちらもBULATSと同じ内容で良いかもしれません。
フォルスクラブのコンテンツで登場させる英単語と英文法を、
アカデミック仕様にして、スピーキング技術も学べる内容にすることで、
IELTS対策は十分取れることでしょう。
もしかしたら、IELTS対策用のアプリを搭載させるなら、
フォルスクラブのTOEIC対策のようなコンテンツではなく、
フォルスクラブの大学入試対策講座のようなものが良いかもしれませんね。
フォルスクラブの大学入試対策講座は一流の講師が“日本語”で授業を行いますが、
これを“アカデミックな英語”にして講義を行えば、
実際に自分は留学してどの程度の英語が分かるのかが把握出来るというものです。
実際、留学を心掛けている方の中には、
YouTubeとかで海外の大学の講義を探していると思います。
あと、アカデミック英語専門の辞書がフォルスクラブにあると便利ではないでしょうか。
もしくはフォルスクラブのふぉるスターに、アカデミック英語版を搭載させてくれると嬉しいです。

ひとつ注意点として、IELTSはパスポートがないと受験することが出来ません。
興味本位ではなく、本当に留学のために行う英語検定になりますので、
留学を考えている方はしっかりと事前にパスポートを取得しておきましょう。
一般的な英語能力を知りたいのなら、英検で十分ですし、
IELTSは留学直前の最終チェックで利用するのが良いかもしれませんね。

もうひとつ注意事項として、フォルスクラブは日本国内だけの通信教育です。
一人暮らしでフォルスクラブをする方は居ないと思いますが、
留学後はログインできないかもしれませんので、ご注意ください。

フォルスクラブにBULATS対策用アプリが出来たとしたら

フォルスクラブにBULATS対策用アプリが出来たとしたら、
どういう勉強が可能になるでしょうか?
その前にまず、BULATS(ブラッツ)について紹介しないといけませんね。
BULATSは筆者もつい最近になって知った、英語技能を測るための検定です。

BULATSを手掛けているのは、英検を実施しているのと同じ機関です。
そして英検との違いですが、BULATSはビジネスシーンに特化しているものになります。
英検と同様に、リスニング、スピーキング、リーディング、
ライティングの各能力を問いますが、
BULATSはビジネスに特化した内容となっているのです。
それゆえ、社会人にとっては非常に有用でしょう。
フォルスクラブは子供だけでなく、社会人にも人気の通信教材なので、
フォルスクラブ会員の方でBULATSを受験したいと思っている方は
かなり多いかもしれませんね。

内容だけでなく、制度的なものもBULATSは優秀です。
なんとBULATSは試験日を自由に選ぶことが出来るのです。
会社が決めた日・決めた場所に自由に受験させることが可能となります。
試験結果も迅速に分かるようになっており、コンピューターテストは試験直後に、
ペーパーテストは10日以内に結果をお知らせしてくれます。

注意点として、原則BULATSは個人受験が出来ません。
法人(企業・学校)での申込みになりますので、ご注意ください。
(※代理店を利用すれば個人受験は可能ですが、日程は自由に選べません)
法人向けフォルスクラブを導入している企業にとっては、
フォルスクラブでBULATS対策をしたいと思っているかもしれませんね。

では、フォルスクラブにBULATS対策のコンテンツが導入されるとしたら、
一体どのような内容になるでしょうか?
【資格対策シリーズアプリ】のTOEIC対策みたいになるかもしれませんが、
BULATSはスピーキング技術も求められます。
受け答えの技術も学べる機能をフォルスクラブに搭載させる必要があるのです。
Siriのように、自動で受け答えをしてくれる機能が
フォルスクラブにあると便利だと思うのですが、いかがでしょうか?

ビジネス英語の実力を確認したい方は是非、BULATSを受験しましょう。