フォルスクラブの特徴とねずみ講と言われる理由

「フォルスクラブとは」

フォルスクラブはパソコンやスマホなどインターネットを使って24時間365日、いつでもどこでも学べる通信教育の教材を提供する会社です。経済格差や地域格差から生まれる教育格差をなくし、すべての子どもたちが平等に学ぶことができることを目指して作られました。また幼児から大人まで活用できる教材が揃っていて、家族のうちの一人が入会をすると家族みんなで学ぶことができるという特徴もあります。

 
「フォルスクラブで提供する教材について」

フォルスクラブの教材には幼児向けの音感育脳システム、小学生のための英語アプリ、高校生向けのeラーニング、大学入試講座、手話講座、資格対策シリーズアプリ、男性向け・女性向けの恋の英会話など子どもから大人まで楽しく学べる教材が揃っています。幼児向け音感育能システムというのは音楽とゲーム。劇作などが一体となり、子どもたちの五感を刺激することで想像力や記憶力を豊かにし、学習への意欲を高めます。小学生向けの英語アプリではRPGゲームを進めていきながら英単語がマスタできるというものです。主人公のキャラクターを動かしながらモンスターと英単語対決をし、正解すればモンスターにダメージを与えて倒すというもので、モンスターを集めたりクリアを目指すなど、楽しみながら英単語が学べます。これらのように楽しく学べる教材を提供しているのです。

 
「フォルスクラブに入会方法や料金について」

入会申し込みはフォルスクラブのホームページから行うことができます。住所や氏名、メールアドレスなどを入力し、クレジットカードか口座振替か、入会金と月会費の支払い方法を選択します。登録が完了するとメールか郵送でIDが送られてきて、初回認証とパスワードを登録後利用することができます。入会金は税抜きで1万円、月会費は6000円です。月会費は登録月は無料で翌月分からの支払いとなります。一人が登録すると家族5人まで利用が可能で、5人までならどのコンテンツを利用しても、コンテンツごとの料金を支払う必要はなく月会費のみで利用できるという特徴があります。

 
「フォルスクラブはねずみ講か」

このようなシステムでフォルスクラブは運営され、入会者数を増やしていっているのですが、よくフォルスクラブはねずみ講だといわれることがあります。ねずみ講とは入会者が増えるごとに直接営業にかかわっていない上層部にもお金が入るという仕組みになり、下部にどんどん会員を増やしていくのですが、儲かるのは上層部だけというデメリットを持つ構造になっているものです。フォルスクラブはそのようなシステムではなく、ねずみ講のように会員になると販売をしなければいけないこともありません。またねずみ講なら教材一つにしても高い費用を課して徴収をするものですが、1万円の入会金と6000円の月会費のみで家族5人が利用できるという低価格で上質のサービスを提供しているフォルスクラブがねずみ講からは遠い存在といえるのです。それでもねずみ講と言われたのは一般の人を販売員にし、会員を増やすと出来高制のように給与が支払われていた過去があり、それをマルチ商法と見なされていたからということが言えます。しかもマルチ商法といっても合法なので法律に違反するわけでもなくねずみ講というものでもありませんでした。それは過去のことであり、現在はそのような商法は行っていません。

フォルスクラブはネズミ講なのかを検証する

フォルスクラブについてネズミ講ではないかとの指摘がネット上には数多く見られます。
個人的にはフォルスクラブはネズミ講ではないと思うのですが、批判する意見について耳を塞ぐことは、自分自身の成長を妨げる行為だと考えていますので、改めてしっかりと調べてみました。

【ネズミ講とはどのような仕組みなのか?】
一時期、日本国内でもネズミ講が大ブームになった時期があります。
ネズミが子供を増やすように一気に会員が増えていくので、ネズミ講と呼ばれます。
親が紹介した人たちが子供となってピラミッドを形成していきます。
1人から2人、3人、4人、5人と、次々と増えていくのです。
紹介すればするほど大きな利益がえられますから、会員は一生懸命に紹介します。
しかし、ネズミ講には大きな欠点があります。
あまりにも一気に会員が増えてしまうために、紹介できる人が少なくなることです。
早い段階で始めた人たちには大きな利益がありますが、遅れてきた人は損するばかりです。
紹介することで利益が得られると薦められるものの、紹介する相手がいなくなります。
こうして一定の規模まで膨れ上がったネズミ講のピラミッドは崩壊するのです。
フォルスクラブも、やはりネズミ講なのでしょうか?

【ネズミ講には扱う商材がない?】
世の中には様々な形態がありますので、あくまで一般論ですが、ネズミ講には商材がありません。
ただお金のやりとりだけで会員になり、紹介によって利益が生まれるのです。
この点では、どうやらフォルスクラブはネズミ講に当てはまらないようです。
しかし、ネズミ講が社会的問題になってからは、商材のある仕組みも増えてきました。
このため、商材があるからといって安心することは出来ません。
あくまで商材の有無をチェックすることは必要最低レベルの警戒なのです。
なにも売るモノがないのに会員になるって、やはり怖いことですから。

【ではフォルスクラブはネズミ講なのか】
結論から言いますと、フォルスクラブはネズミ講ではありません。
商材があることは既に説明済みですが、それだけを根拠にしているわけでもないです。
フォルスクラブでは、紹介によって利益を上げられる仕組みがあります。
良い商品ですから紹介がしやすく、紹介者には紹介料が支払われます。
しかし、紹介によって利益を上げることができるのは、特定の会員のみです。
特定の会員にはフォルスクラブを売る権利が与えられます。
ですから、フォルスクラブを売って利益を上げることができます。
ただし、特定の会員からフォルスクラブを買った人には売る権利(特定の会員になる権利)はありません。
この結果として、ネズミ講のようなピラミッドは形成されません。
特定の会員は紹介して利益を上げられますが、そこでストップです。
会員が会員を生んで、会員数によって組織が肥大化することはありません。
過去には、子供となる会員数を増やす仕組みで利益を上げる組織があったのは事実です。
しかし、現代においてはもう、そんなにうまくは機能しないようです。

以上、フォルスクラブに関する噂を検証してみました。

追記:批判する意見にもしっかりと耳を傾けましょう。

ネズミ講とフォルスクラブの異なる点は労働対価だ

【○○は儲かるという言葉の罠】
「○○は儲かるからやってみない」
という言葉はよく聞くでしょう。
その多くは事実ですが、
対価として支払うコストが明記されていないことが多いです。
例えば、
「コンビニでアルバイトとして働くのは儲かる」
のは事実です。
少なくとも時給分の給料は確実に貰えます。
しかしこの言葉だけでは、
コンビニのアルバイトがどれだけ苦労するか分からないでしょう。
額面通りに言葉を受け取るのではなく、
その奥にどんな真意が隠されているのか見抜く力が必要です。

【ネズミ講とフォルスクラブの販売方法は違う】
フォルスクラブの販売方法は①公式サイトからの購入と
②販売員による訪問販売の2種類がありますが、
以下は②のみに言及して紹介します。

ネズミ講とフォルスクラブの販売方法は
似ているようで大きく異なります。
一言で説明するなら、
支払うべき労働対価が根本的に異なるのです。
まず、一般的なネズミ講は違法なものが多いでしょう。
事実ネズミ講は違法です。
そしてネズミ講に類似しているものにマルチ商法があります。
こちらはセーフです。
しかしマルチ商法もちょっとやり方を間違えたら、
ネズミ講となってしまいます。
そしてネズミ講のせいで、
友情や家庭が崩壊してしまう事態へと発展してしまいます。

正しいマルチ商法を行うのは非常に難しいです。
ちょっと油断するとネズミ講のように被害者を増やすだけとなります。
そもそも商売はwin-winの関係でないといけません。
フォルスクラブを売るなら、
必ずフォルスクラブを欲しがっている人だけに売る必要があります。
無作為に販売してはいけません。
マルチ商法が違法扱いとして認知されているのは、
そういったマーケティングが全く出来ていないからです。
しかしこの情報収集はそう簡単に出来るものではありません。
1万人に訪問販売しても、買ってくれるのは3人だけかもしれません。
また訪問販売は相手の時間を奪うものです。
夕ご飯作りの時間にノーアポで飛び込み営業しても、
相手は忙しくて対応できません。
玄関まで足を運ぶといった短い時間を奪われることを嫌う方は、
決して少数ではありません。
相手に不快な感情を与えずに訪問販売を行うのは、
最上級のテクニックだと言えます。
マルチ商法や訪問販売、電話営業が問題視されているのは、
そうしたテクニックを身に付けていない方が
大多数を占めているからかもしれません。

なお、実際のネズミ講はマーケティング調査をしていることが多いです。
ただしそれはピラミッドの頂点のみの場合がほとんど。
そして「こいつならネズミ講で騙せる」
という意識でもって売るケースが大半。
騙す前提で売るからこそ、ネズミ講は違法なのです。

【欲しい人に売るのが商売の基本】
フォルスクラブを売る仕事は儲かるでしょう。
ただしそれは数十年の修業を積んだ場合の話かもしれません。
年収1000万円を稼ぐ超一流の営業マンでしたら、
きっとフォルスクラブを売る仕事で儲けられるでしょう。
しかしそうした方はほとんど居ません。
むしろそんな実力があるのなら、
私営のフォルスクラブ訪問販売員などやらずに
普通にフォルスクラブの正社員として就職した方が良いです。
それくらいの実力を持つ営業マンはフォルスクラブに限らず、
どの企業も喉から手が出るほど欲しがります。

一方で、一般的なマルチ商法や
ネズミ講(←ピラミッドの頂点以外)は
マーケティング調査をほとんどせず、
サブマシンガンのように適当に訪問販売することが多いでしょう。
下手な鉄砲数打ちゃ当たるという精神でもって、
フォルスクラブを携えて各家庭に足を運ぶことが多いと思います。
フォルスクラブが売れる場合はそれでも良いかもしれませんが、
友情は確実に崩壊するでしょう。
その場限りの販売スタイルなので、
マルチ商法やネズミ講は現実的な商売とはあまり言えません。
商売とは信用で成り立つものであり、
それをないがしろにしては、先は何一つないのです。

【どんな仕事も労働対価を支払えば儲かる】
どんなことにも言えることですが、
楽して稼げる商売はありません。
ネズミ講は楽して稼げますが、
だからこそ法律によって禁止されています。
そもそもネズミ講で儲かるのは売る側のみだけで、
買った側は100%損をします。
本来こうした商売を国が規制するのはおかしいことですが、
騙されて買う方が多すぎることから、
国が規制することになったのです。

不動産投資も儲かると評判ですが、
それは事前の情報収集から、
適切な運営方法を行って初めて儲かることが出来ます。
その情報収集は勉強期間を含めて
最低でも10年は必要かもしれませんよ。
最低でも過去20年間の関東の地価すべてを
暗唱できるくらいの知識量は欲しいかもしれませんね。
情報収集だけでなく分析力も必要であり、
そうした知識を入手してから
始めて不動産投資に手を出すべきと言われています。

フォルスクラブを販売する場合も一緒でしょう。
流石に10年の修業は不要ですが、
どういった層がフォルスクラブを欲しがっているか
事前に情報収集した方が良いでしょう。
マーケティング調査だけでなく、
営業トークの技術を身に付けることも重要ですよ。
少なくとも「友人だからフォルスクラブを買ってくれる」
という考えは甘すぎです。
そもそも友人や家族を100人単位で持つ方は少数です。
最初の1年は友人や家族に対して売るのもありですが、
2年目以降は新規開拓していく必要があります。
フォルスクラブの私営営業マンになるのでしたら、
そのあたりのこともきちんと考えてからなりましょう。
フォルスクラブの私営営業マンになるのは、
アマゾンで購入ボタンを押すくらい簡単なことでしたが
(※最近はなる条件が極端に厳しくなりました)、
実際に稼げるかどうかは
「コンビニ経営」くらいの難解さになります。