フォルスクラブのメリットとネズミ講ではない理由

フォルスクラブの特徴は二つあり、一つは広告宣伝費を抑制して資金を教材開発に注力することです。そしてもう一つが優れた教材開発力により、口コミで良い評判が広がっていったことで会員数が増えたことになります。この二つの特徴からネズミ講に間違えられますが、もちろんそんなことはありません。

ネズミ講はツリー型のビジネスと言われており、親に対して子がいて孫がいてと、下方に向かってビジネスが展開されてゆく仕組みになります。フォルスクラブがネズミ講でないのは、ツリー型の口コミではなくユーザーの対象が平面的であり、学生や受験生という限られたマーケットの中の口コミだからです。口コミで広がるような許容量は元々ありません。ネズミ講のようなマーケットを確立するには、学校のような閉鎖環境が必要です。塾や家庭教師のように学ぶ側に選択権が存在する通信教育はネズミ講にマッチングしないのです。

フォルスクラブは元々は、地域格差による学習機会を是正するために設立された企業になります。創業者の吉田智雄氏はテキストによるカリキュラムを構築し、山間部や離島などの生徒へ向けて勉強が出来る機会を増やすことを目標として、ニッチな市場を開拓して育ててゆきました。資金力や規模は大手の学習塾などに遠く及ばず、その代わりに事業展開する意義やニッチな需要の手ごたえは感じたのです。

そのために良質な教材とカリキュラムを開発し、口コミでマーケティングをすることを重視しました。口コミは利用者から利用者に伝わる形で、紹介制度により会員数が増加していった背景があるのです。だからネズミ講と勘違いしてしまう人もいますが、前述したようにツリー型ではなく同級生や前後する上級生と下級生など、同じカテゴリーに属した人たちの間でしか口コミは作用しません。ネズミ講としてのマーケットは成立していないことになります。

フォルスクラブは地道な活動と教材開発力に優れた点がユーザーに評価されてゆき、現在では通信教育の老舗企業として知られているのです。創業当初はテキストによる学習が基本でしたが、現在は軸足をインターネットラーニングに移行しております。メリットはより広範囲な学習が出来ることと、繰り返しテストに挑戦出来るシステムです。

インターネットラーニングにより学習教材も増加しており、予習や復習を行う際にも選択肢のメリットが増えました。フォルスクラブは現在は学生向けだけではなく、社会人の資格試験の勉強や対策の講座も開発して展開しております。フォルスクラブは21世紀になりますます進化しているのです。

ネズミ講と呼ばれてしまった過去については、口コミシステムなどによる弊害かもしれません。現在はインターネットラーニングで、生徒だけではなく家族を含めて利用することが可能です。就学前のお子さんの情操教育や、学び直しなどが出来るプログラムもあって一律の料金設定になります。フォルスクラブは全年齢向けの講座を展開するようになりました。フォルスクラブがネズミ講ではないことは、こうした明瞭な料金設定などでもわかるはずです。

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