イーラーニング研究所の新刊を読めば詐欺も大丈夫か

2021年1月に出版されたイーラーニング研究所の本とは

イーランニング研究所は2021年1月、「小学校にオンライン教育がやってきた!」という単行本を出版しています。著者は「これからの論理国語」や「読むことを変える」などを手掛けた上松恵理子さんで、出版元は三省堂です。価格は税込1320円、ページ数は144ページとなります。内容は2020年2月より世界的な大流行を始めたコロナ禍によって導入されたオンライン教育、そのノウハウについてです。 口コミやレビューでは絶賛されており、「読みやすい」や「教育者をはじめ、オンライン教育を薦めたい人にはうってつけ」などとにかくオンライン教育を知りたい人にお勧めされています。2021年ではないものの、イーラーニング研究所では他にも本を出版しており、例を挙げるならプログラミング教育や子供の夢を実現させるためのシステムの解説を扱った本などです。しかし新刊を含め、イーラーニング研究所の本には詐欺への対策をつづった代物はありません。

詐欺の書籍はあるにはあるものの、イーラーニング研究所の書籍ではない

詐欺に特化した書籍は数多くあり、デヴィット・W・モラーの「詐欺師入門」やカール・シファスキの「詐欺とペテンの大百科」などが挙げられます。しかしイーラーニング研究所の書籍はあくまで子供のための教育であって、詐欺対策ではないです。もしも詐欺に関する知識が欲しい場合は先述した専門書を読むか、ネットで検索して対策をまとめたページを読むことをお勧めします。しかしそのうち、イーラーニング研究所でも子供のために詐欺に関する書籍を出版するかもしれないです。というのも、ネット通販詐欺などオンラインだからこそ遭遇する被害が急増しているからに尽きます。

気を付けていても、詐欺は心の隙をついてくる

テレビやネットを通して「騙されないように」と消費者の騙し方を教えてもらっていますが、それでも詐欺は心の隙をついてきます。例えばアプリやパソコンをいつものように使っていたら、突然画面に「ウイルスに感染しました」という警告文が表示され、「すぐに除去しないといけません」と特定のページに誘導してきますが、これは高額サブスクリプション詐欺です。インストールしたソフトは価格に反して質が悪く、お金だけを支払わせるというものですが、実際に巻き込まれるとパニックになってしまい、ついインストールしてしまう人は多いです。それが子供なら尚更となります。

イーラーニング研究所の理念のためにも

一昔前ならネットの世界は社会人だけのものでしたが、現在は子供もネットを使っています。場合によっては子供のほうが大人顔負けのノウハウを持っていますが、子供は子供です。詐欺に巻き込まれてしまえば、どうすることもできません。そんな子供を生み出さないように、あるいは助けとなるために、イーラーニング研究所は子供がネットの世界に騙されないテキストをつくるべきかもしれないです。

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